胆沢のM様邸は、 耐力面材モイス→遮熱シート→通気胴縁
と外部の作業が進んでいます。

外壁工事でよく出るキーワード『通気(外部)胴縁』や『外壁下地』ですが、この下地は単に外壁を留めつける部材ではありません。

通気層内部の空気の流れを妨げないよう、間隔が確保されています。
土台水切り上部の通気胴縁。先ずここに、空気の入り口となる“胴縁同士の間隔”が無ければ壁体内の換気が始まりません。

空気の入り口の部分は45㎝ピッチにぶつ切りにした胴縁が設置されます。

住宅金融支援機構(フラット35)や外壁のテクニカルガイドには、通気の位置は胴縁の2段目・3段目・4段目…と揃っていますが、佐藤工務店ではこの通気の位置を1段置きにずらしています。

空気の流れを左右に振れさせることで、空気のよどみを解消させているのです。

土台水切りから流入した空気は、軒天の有孔ボードや通気見切りから排出されます。

佐藤工務店の呼吸する家です。
室内から外部に移動した湿気を通気層の気流の流れに乗せて排出する重要な役割を担っている外部通気層。
最終的には仕上げの外壁材で隠れてしまう部分ですが、確実な施工で家の長寿命化にも繋がるのです。