先月の基礎工事から1か月、無事建て方を終え、大工工事中のM様邸。

土台敷~1階床下地まで。

M様邸の特徴となる片流れの大屋根が徐々に出来ていきます。

1枚の片流れ屋根のM様邸は大屋根の小屋裏空間を利用した2階の構成です。
開放感を得られる勾配天井も当初から施主様のこだわりでした。

水平な天井で施工する際は通常『天井断熱』としていますが、
勾配天井を採用する際は『屋根断熱』とする場合があります。

図の通り、2つの違いは断熱面を天井面・屋根面どちらとするか。
どちらも一長一短ありますが、屋根断熱とする場合は短所となる太陽熱の遮熱対策として、屋根面まで遮熱シートで覆います。

遮熱シートと野地板の間には30㎜の通気層を設け、熱気を逃がし結露を防ぎます。

野地板以降は通常通り、ルーフィング → 唐草 → 屋根材葺き
と進み、ここまで来ると雨が降っても心配無用です。

サッシ取付・遮熱シート・防水処理、外壁下地へつづく。