令和元年度地域型グリーン化事業・長寿命型(長期優良住宅)のF様邸は長期優良住宅の認定を取得しています。
長期優良住宅の認定を得るためには、いくつかのポイント(基準)があります。

『長期優良住宅』とは、家の構造や設備が長い期間良い状態で使用できると国が認定した住宅のことを言います。住宅が長期使用されることで、建替え回数の減少等によるコスト削減を通 じて住居費負担が軽減されます。長期優良住宅として認定を受けた住宅を取得した際には税 制や住宅ローン金利の引下げなどのメリットを受けることができます。
※長期優良の基準の詳細や認定を取得することによるメリットについては、近日中に大工日記でご紹介いたします。

長期優良住宅の基礎の施工では、建築基準法(品確法でいう耐震等級1)よりも厳しい仕様である、『耐震等級2以上』が求められます。耐震等級2以上は建築基準法と比較して配筋が厳しくなり、基礎の主筋を増やしたり様々な補強筋が必要になります。
土間部分のスラブ筋のピッチが変わるのもこの為です。

※長期優良住宅の認定を取得際に限り『耐震等級2』は許容応力度計算などの構造計算を実施しています。

下記の基礎の施工は長期優良に限らず佐藤工務店の新築に共通した内容ですが…
べた基礎の土間と立上りの打設は一体打ちで施工しています。

一般的には基礎コンクリートは1回目にベース部分、数日後に立上り部分と2回に分けてコンクリートの打設を行っています。

一体打ちには①と②を1回で打設する為、継ぎ目ができません。


一般的な工法だから必ずしも上図のようになる訳ではありませんが、住宅の天敵である水(湿気)と白蟻のリスクを低減する為、佐藤工務店では一体打ちの基礎の工法を採用しています。

打設が完了し、暫し養生期間になります。