9月上旬より店舗併用住宅の建て替え工事が始まりました。

元々あった店舗兼住宅は何度かの増築がされており、解体するのが勿体無い部分もありましたが、一度真っ新に。

敷地は道路から向かって奥に細長く、間口が限られている為、基礎着手に先駆け、設備配管を先行で行いました。

地盤調査の結果、軟弱な地盤だった為、支持層まで補強体を地中に築造する地盤改良工事を行いました。

従来の補強体は直径400~600㎜の円柱状の支持杭ですが、F様邸の支持杭はらせん状の節を有するので、従来の支持杭よりも径が約200㎜と小さく、残土が低減でき処理コストを削減できます。また、螺旋状の節が外周面の抵抗力を増すため支持力の安定が見込めます。コストや工期的な部分を考慮し工法を選定しました。

SFP工法

※地盤改良の方法は土質や深さなど考慮し、その敷地に合った工法を提案しています。

改良工事後、砕石を敷き転圧・防湿シート・鉄筋配筋。

地盤や基礎など、建物が建つと最終的には見えなくなる部分ですが、建物の荷重を地盤に伝える基礎・基礎を支える地盤が長期にわたる安心に繋がります。