今週は安定した天気の中、S様邸の外回りの工事が進んでいます。
煙突は造作で既定のサイズで製作。
立ち上がり(垂直面)にもアスファルトルーフィングの下葺きをします。

積雪時、煙突で屋根に雪が留まらないよう、水上側に雪割りを施工します。

瓦を引っかけてビスで固定する『瓦桟』を設置し、瓦を割り付けの通り配置していきます。

瓦1枚の重さは3.6㎏もあるので、『瓦揚げ機』という機械を使って複数枚まとめて屋根の上にあげていきます。

現在工事中の前沢H様邸も瓦屋根ですが、こちらのS様邸と仕様が異なります。
H様邸の瓦は表面に凹凸あり重厚感があるのに比べて、
S様邸は表面が平滑でスマートな表情。

↑若干逆光で分かりにくいですが…
 同じ瓦でもデザインによってバリエーションから選べます。
 『瓦=和瓦or洋瓦』だけではないのです。

昨年の台風19号による瓦が飛ばされる被害があり、中には瓦屋根に不安を持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、上記2棟で使用している瓦屋根では構造が改良されているので心配ご無用です。

下の瓦のハイパーアームが上の瓦のアンダーロックをがっちりと押さえ込むため耐風性能が発揮されます。台風時などの強風に威力を発揮するオリジナルな工夫です。愛知県三河窯業試験場で行った「瓦屋根標準設計施工ガイドライン」にもとづいた耐風圧性能試験にて、強さも証明されています。

引用:スーパートライ5大性能

トタンのように塗り替えや劣化による葺き替え不要。
半永久的にメンテナンスフリーで使える瓦という素材の下で安心して暮らせるのです。