前回の大工日記の工程から、断熱充填・気密処理・下地ボードの施工を経て、
内部の仕上りとなるフローリングが張り進められます。

佐藤工務店でお勧めしているフローリング材といえば、朝日ウッドテック社のライブナチュラルシリーズです。

Y様邸ではそのライブナチュラルシリーズの最上級グレードである、ライブナチュラルプレミアムを採用いただきました。

ちなみに、ライブナチュラルプレミアムは弊社のSuHa ZEH体感スペースSUGOSU HITOTOKIでも使用しているフローリング材です。

そのライブナチュラルプレミアムの魅力をフローリングの基礎知識を踏まえてご紹介したいと思います。

「フローリング材」と一口に言っても、無垢フローリング材と無垢ではない複合フローリング材と呼ばれるものと大きく2種類あることはご存知かと思います。
一般的に多く使用されている床材は複合フローリングですが、
複合フローリングは基材に貼り合わせる化粧材によって3種類に分類されます。

挽き板と突き板の意匠材には、どちらも銘木が使われていますが違いはその厚みによります。

挽き板は、天然木を2ミリ程度の厚さに挽いたものをいい、その挽き板を基材に貼り合わせています。
突き板は、木材を0.3~1ミリ程度の厚さに薄くスライスしたもので、挽き板同様基材に貼り合わせています。

この表面に貼られる銘木の厚みがあればあるほど、木そのものの風合いを出し、無垢と同等の質感が楽しめます。

下の写真は朝日ウッドテックのライブナチュラルシリーズの2種類を並べてみました。
左がプレミアム 右がプラスです。

どちらも12ミリ厚のフローリングです。
突き板のライブナチュラルプラスは表面の化粧板厚0.5ミリと中厚単板の商品で他メーカーと比較してもその厚みで天然木材ならではの風合いが残る素材ですが、挽き板のライブナチュラルプレミアムは2ミリとより厚みがあるので、溝の深さや丸みを帯びた面取り具合からより本物に近い表情となっています。

朝日ウッドテックの銘木を選ぶ眼と素材を生かす技術に長けた建材メーカーでその歴史は100年にも上ります。
木材の中から「銘木」を選び抜き、木材本来の美しさを生かす独自の処理加工を施し狂いを最小限に留め、本物の質感を保ちながら表現させています。

家で過ごす時間、床には常に体のどこかが触れているはずです。
言葉で表すのは難しいですが、本物の質感を大切にされる方へその素材のすばらしさを知っていただけるといいですね。

WOODTECリンク
https://www.woodtec.co.jp/movies/