外部で仕上げ工事が進む中、内部では断熱充填・可変調湿気密シート張り・天井下地工事が進められていました。

断熱材のウッドファイバーが柱厚120㎜で柱・間柱間に入れ込んでいきますが、断熱材を入れる前に『断熱・気密にかかわる下処理』をチェックしていきます。

・接合金物の断熱材下処理
・耐力面材の留め付け釘のエラー(打ち損)箇所の補修
 ※外部遮熱シート張る前に確認します。
・各設備スリーブ
・外部に貫通する接合金物の断熱下処理(内部・外部共)

釘の打ち損箇所は釘を打ち直した後、開孔部は断熱材で補修します。

断熱材工事に入る前には、施主様と電気配線の最終確認を行います。
外周部(外壁面)に配置されるスイッチやコンセントには気密のカバーを設置します。

諸々の確認後、次々と断熱材を入れていきます。

断熱材のすき間ができないよう丁寧に詰め、後から張る可変調湿気密シート・石膏ボードが浮き上がらないよう、間柱等の木端を使って表面をたたいて均していきます。

断熱と可変調湿気密シートの施工を終え、天井下地と石膏ボードが張られると、これまで見えていた軸組が隠れ、実際の天井の高さに仕上がってくるので、ここでようやく室内の空間が現実的な状態になります。
おおよそこの状態で施主様と造作の打ち合わせを行います。
工事の進行と並行して次の工程の準備に入ります。