昨年11月に解体工事から始まったY様邸。

同一敷地内には離れや農業資材用物置など既存建築物が数ある中、母屋の建て替え工事の準備が進められていました。

施主様自身が描いた間取りを元に図面の打ち合わせを重ねできた図面。
形となる第一歩として先ず行われた工事が地盤改良です。

『オチTS工法』という杭を圧入する地盤補強です。
鉛筆のような十角形の補強材を65か所に設置。
アースオーガーで掘削した穴に補強杭を圧入して押し込みます。

建物計画位置の中に元々あった自家水を活かすため、既製品を使用する工法が採用されました。
セメントミルクや硬化材を使用しないため、水質や土壌汚染の心配が不要な工法のひとつです。

地盤に隠れ、以降目に触れることもないものですが、建物を支える重要な役割を果たしています。